感謝のこころ
ここに来てから、衣食住を確保して生活を立て直していくのに
沢山の時間を要しました。
気が付くと、夢を無意識のうちに諦め、
チャレンジ精神を失い、安心を握り締め、
喜怒哀楽を心から感じることができない自分がいました。
そんな自分が自分ではないようで、
今年は自分の心の平穏と忘れてしまった感情を取り戻すために、
自分の心と対話を続けてきました。
今まで馴染みがなかった本を読んだり、
オーディオブックを通勤中に車内で聞いたり、
そこに書いてあるワークをやったり、
今年はじめには静かな場所へ引越しもしました。
まだまだ、
変化を少しずつ感じている段階ですが、
今まで生きていたなかでこんなに感謝という気持ちを感じたことがないというくらい、
感謝という気持ちを身体の奥深くから感じることができるようになってきました。
それが何か嫌なことがあると弱くなったり、
朝とか静かな場所にいると震えるほどの感謝を感じます。
最近読んだ本でこんな言葉がありました。
もし今朝あなたが目覚めた時、病気でなく健康だと感じることができたなら、
あなたは今週生き残れないであろう百万人のひとたちより恵まれています。
もし冷蔵庫に食料があり、着る服があり、頭の上に屋根があり、眠れる場所があるなら、あなたはこの世界の75パーセントのひとよりも裕福で恵まれています。
もし銀行に預金があり、財布にお金があるなら、
あなたはこの世界のなかで上位8パーセントの裕福なひとのなかに入っています。
もしあなたが微笑みをたたえて頭をあげ、心から感謝しているなら、
あなたは恵まれています。なぜなら大多数のひとはそれができるにもかかわらず、
やらないからです。
溢れ出すほどの感謝の気持ちが湧いてきました。
健康なこと、家があること、ベッドがあること、三食食べるものがあること、
財布にお金が入っていること、
その有難さが痛いほど分かるからです。
この感謝を感じるために、アフリカに導かれてきたのだとさえ感じるのです。
街を歩いていても、ネット上でも、テレビでも
見渡すと沢山の不満が漂っていますが、
言っているひとを見るととても恵まれていたりします。
不満を脇に置いて、まずは自分が持っているもの
与えられているものに感謝をするようになったら、
どんなに美しい世界になるのだろうと思うのです。
愛をこめて
(写真はタンザニア、マンニャラ州でマサイ族と)
新たな決意
2012年にタンザニアに引っ越してきてから、5年半が経ちました。
アフリカへの初上陸からは7年が経ちます。
特に最初の1年は生きることに必死で、
今日はご飯にありつけるのだろうか。
携帯の電話帳を何往復もして、この人(大体が元彼でした笑)にお金を送金してもらおう。
自分は日本の地を踏めずにタンザニアで死ぬのでは等考え、
心を病みまくり、拗らせまくったのでした。
時が過ぎ、沢山の素敵なご縁に恵まれ、
神様からの祝福を感じられるようになり、
生活が文字通り豊かになっていきました。
それでもなぜか満たされない思い。
なぜか思い出すもがいていた頃。
そして、夢を持つことを諦めて、安心という空虚な幻想を握りしめている自分自身に
気付いたのでした。
アフリカまで来ながら、安心/安定にしがみ付くのもなかなか滑稽ですが笑。
そして自分と向き合い、
自分自身が自分を生きることを、
自分に対して責任を持つことを
誓ったのでした。
このブログはその軌跡を綴っていきたいと思っています。
愛をこめて
(ダルエスサラームの自宅より)